機能面からみた食品容器(4)
[2007年02月28日]
学科長 青山 好男
3)情報の提供
「料理にはサインができない」と嘆いている有名ホテルのシェフの方がおられましたが、確かに食品そのものに情報を書き込むことはできません。しかし容器に情報を書き込むことは容易です。内容物に関する各種情報を提供することは当然であるが、それ以上にその商品に対する購買意欲をそそるように美麗な印刷が施されています。初期の缶詰の時代から、工夫されていたことは、缶詰ラベルのコレクション本などで分かりますが、印刷スペースの増加やバーコード利用により、さらに美麗で人の目をひきつけるような工夫がされています。最近ではこの機能が非常にうまく活用され、形に工夫をこらすことによって、より強く消費者にその製品をアピールされています。
また現在ではバーコードが付与されていますが、将来は無線ICタグが食品容器にもつけられていくでしょう。ごま粒大になり価格的にもかなり廉価になりつつあり、これを食品容器に付けることにより在庫管理、トレーサビリティなどの用途への利用を可能とすることが考えられています。
近年、食品容器にもバリアフリーの一環として点字の表示が行なわれるようになっています。ビールやチューハイなどのアルコール飲料の缶のふたに「おさけ」といった点字が表示されています。




