【思いやる気持ちで包む】
[2007年01月10日]
講師 高原 陽之介
冠婚葬祭でのし袋を用いて、気持ちを伝える習慣が日本にはあります。
この時に「お金を汚さないように」と相手を思いやる気持ちの表れとして袱紗(ふくさ)が使用されてきました。
この袱紗の歴史をひもときますと、贈り物を届ける時に広蓋(四角いお盆)に乗せる習慣が出来ましたが道中での汚れを避ける為に贈り物を布で覆い更に風呂敷で包まれました。
江戸時代には布は裏打ちされ、美的要素として松竹梅・高砂・鳳凰・日の出などの意匠模様が付加され日本独特の美意識の表現として固定しました。
ふくさには色々種類がありそれぞれに漢字が当てはめてあります。
帛紗は、45cmほどの裏地の付いていない風呂敷を指し通常は手帛紗(てぶくさ)と呼ばれのし袋を包む為に使用されます。
袱紗は、四方に房の付いた20cmほどの裏付きの布で贈り物を乗せた広蓋に被せて使用されます。
この様に[ふくさ]は、相手を思いやる気持ちを表現した日本独特の包みといえます。





