食品包装と環境(2)
[2006年11月21日]
教授 末松 伸一
近年、ますます関心が高まっている地球環境問題については、各国で様々な取り組みが進んでいる。わが国においても容器包装に係わる分別収集および再商品化の促進に関する法律が平成7年に施行されて10年が経過した。この間、容器包装廃棄物のリサイクルは大きく進展し、一般廃棄物の最終処分量の減量に一定の効果を発揮している。
しかし、近年における食品包装をめぐる状況をみると、消費者の食品に対する安全・安心への要求の高まり等に加え、調理済み食品や加工食品の増加、高齢化や単身世帯の増加に伴う個食化等により、食品包装は絶えざる増加圧力に直面している。
一方、食品包装の事業者による軽量化、簡易化、詰替化等も一層進展し、容器包装廃棄物の発生抑制に貢献している。
写真は川西市のクリーンアップキャンペーンに参加して、ゴミ拾いをしている本学の学生達である。集まったゴミの大半は空き缶、ペットボトル、プラスチック袋等の食品包装であった。空き缶や使用済みのペットボトルも貴重な資源であるということを一人一人に認識して頂き、ゴミのない美しい街づくり、さらには持続可能な社会づくりを目指さねばならない。




