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トップ > 研究報告書 > 第24号(2000-2001) > 飲料缶詰製造に伴って排出される産業廃棄物の有効利用
―コーヒーかす培地による食用きのこ栽培の試み―

飲料缶詰製造に伴って排出される産業廃棄物の有効利用
―コーヒーかす培地による食用きのこ栽培の試み―

(著者:加瀬谷 泰介,岡崎 由朗,宮川 キミ枝,山崎 昭子,末松 伸一)

飲料缶詰製造時に排出される産業廃棄物であるコーヒーかす(SCG)を主体にした培地を用いて,ハタケシメジ,ブナシメジ,ナメコ,ヤナギマツタケの4種類の食用きのこを栽培することができた.ハタケシメジの収穫量は550gないし650gの培地を含む栽培容器あたり40~60g,培地に対する収率は10%(w/w)弱であった.ブナシメジは同じく100g強(550g),20%であった.ナメコは60~80g(500g),15%程度と,収量には改善の余地がある.ヤナギマツタケは初め90~100g(550g)とやや少なかったが,培地の栄養材料を米ぬかからふすまにかえることで,112gとほぼ標準的な収穫量に達した. いずれも培養期間短縮と収穫量向上の余地があるものの,子実体の形態,品質には問題なかった.とくにナメコにおいて,収穫量は少ないものの通常の半分程度の約50日で子実体を得られたのは,SCGの利点である.

キーワード:廃棄物,リサイクル,コーヒー,コーヒーかす,食用きのこ,ハタケシメジ,ブナシメジ,ナメコ,ヤナギマツタケ,Lyophyllum decastes,Hypsizigus marmoreus,Pholiota nameko,Agrocybe cylindracea,菌掻き.

東洋食品工業短期大学・東洋食品研究所研究報告書,24,29-38,(2002)

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