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トップ > 研究報告書 > 第23号(1998-1999) > HPLCによる米飯中のカルボニル化合物の定量

HPLCによる米飯中のカルボニル化合物の定量

(著者:久延 義弘,中野 和子,樋口 香織,末松 伸一)

容器詰米飯中に含まれるアルデヒドやケトン類などのカルボニル化合物を,2,4-ジニトロフェニルヒドラジンによってヒドラゾン誘導体としたものを,高速液体クロマトグラフを用いて定量する方法を検討した.

  1. カルボニル化合物の抽出は,除タンパクなどが容易なエチルアルコールを用いることで迅速簡略化できた.
  2. 抽出量は,2回ホモジナイズしたのち,30分間撹拌抽出することで最大値に達した.
  3. 抽出したカルボニル化合物と2,4-ジニトロフェニルヒドラジンとの反応は,45℃で40分間必要であった.
  4. この方法による検量線は,0.03~4 μg/mlの範囲で直線性があり,回収率は95~100%,相対標準偏差は1.5~4.5%と,良好な結果であった.
  5. 賞味期限内の市販の容器詰米飯をこの方法で測定すると,酸化防止策を施していない容器の製品では,アセトンの増加による臭いの質の変化や,n-ヘキシルアルデヒドの増加による異臭の生成が認められた.

キーワード:プラスチック,成形容器,酸化防止,米飯,カルボニル化合物,エチルアルコール,抽出,2,4-ジニトロフェニルヒドラジン,反応温度,反応時間,HPLC.

東洋食品工業短期大学・東洋食品研究所研究報告書,23,83-90,(2000)

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