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トップ > 研究報告書 > 第22号(1996-1997) > PETボトル詰飲料の充填条件による微生物汚染のシミュレーション

PETボトル詰飲料の充填条件による微生物汚染のシミュレーション

(著者:久延 義弘,樋口 香織,中野 和子,末松 伸一)

PETボトル詰飲料のホットパックでの充填と,充填前後の工程をシミュレーションして,雰囲気中にある徴生物のボトル内への侵入挙動を,塩素酸イオンや塩化ナトリウムを含む霧粒子の侵入および付着状態から推定した.

充填前において,ボトルが静止している時よりも水平移動している時の方が,ノズル部内面に霧粒子が付着しやすく,進行方向前方部のノズル部内面付近に特に多く付着した.充填後も含めてボトルの移動速度が大きくなるほどボトル内への霧粒子の侵入率は低くなり,ノズル外径38mmよりも28mmのPETボトルの方がノズル部内径断面積が狭い分,霧粒子の侵入率は低くなるが,移動速度が大きくなるほどノズル部内径断面積以上に侵入率は低くなった.また,充填中にノズル頂部から吹き出る流体のレイノルズ数が,層流域の2,100以下であれば,ボトル内へ霧粒子が侵入することはなく,充填後の液温が高いほど侵入率は低く,ボトルの移動速度の影響も小さくなり,90℃以上の液温では霧粒子の侵入する可能性は低かった.

キーワード:PETボトル,ボトルノズル径,ホットパック,充填温度,充填速度,移動速度,霧粒子,徴生物,侵入率.

東洋食品工業短期大学・東洋食品研究所研究報告書,22,65-78,(1998)

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