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魚類のエイコサペンタエン酸及びドコサヘキサエン酸の高速液体ク口マトグラフィーによる定量

(著者:長田 博光,中井 由香子)

魚類のエイコサペンタエン酸(EPA)及びドコサヘキサエン酸(DHA)を測定するために,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)について検討した.両酸を9-anthryldiazomethaneでエステエル化後,蛍光検出器を装備したHPLCにより測定した.

イワシ油1gに添加した2.5mg-10mgのEPA,DHAの回収率は93.0%-108.9%,変動係数はそれぞれ2.56%,2.44%であった.

このHPLCにより生魚,干し魚及び魚類缶詰の脂肪中のEPA,DHA量を測定した.生魚のEPA,DHAの含量は筋肉100g当たり31-3,843mgと178-5,263mgであり,白身の魚より赤身の魚のほうに両者とも多く含まれていた.干し魚では筋肉100g当たり354-3,573mgと751-2,481mgであり,両者ともサンマに最も多く含まれていた.魚類缶詰では,内容総量100g当たり38-2,632mgと75-4,442mgであり,これらの値は缶詰の加工法により異なり,サンマ水煮缶詰にはかば焼き缶詰より多く含まれていた.

キーワード:エイコサペンタエン酸,ドコサヘキサエン酸,高速液体クロマトグラフィー,生魚,干し魚,魚類缶詰.

東洋食品工業短期大学・東洋食品研究所研究報告書,21,29-36,(1996)

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