お知らせ

  • HOME > 
  • お知らせ > 
  • 本学卒業生が、日本缶詰びん詰レトルト食品協会「逸見賞」を受賞しました。

本学卒業生が、日本缶詰びん詰レトルト食品協会「逸見賞」を受賞しました。

2016年11月17日

2016itsumi1.jpg 2016itsumi2.jpg
日本缶詰びん詰レトルト食品協会(http://www.jca-can.or.jp/)が、平成28年度「逸見賞」(旧・日本缶詰協会技術賞)を発表し、本学卒業生(2013年3月卒)および教員が取り組んだ下記の研究が受賞しました。

「チルドズワイガニの賞味期限の延長技術」
 受賞者:株式会社三星 森田哲也氏(2013年3月卒業生)
     東洋食品工業短期大学 松永藤彦教授、田口善文講師、末兼幸子助教

この賞は、容器詰め食品の技術発展に寄与した研究や論文に対して贈呈されるもので、食品業界にとって大変歴史ある特別な賞です。この度の栄誉、本当におめでとうございます。

*以下、11月17日に行われた受賞式での挨拶(冒頭略)
この研究は、私が社会人学生として2年間学んでおりました東洋食品工業短期大学在学中に、田口善文先生のご指導を賜って進めた卒業研究の内容をまとめたものであります。

日本には、高度な食品保存技術・加工技術がありますが、中でもチルド技術は、熱履歴が少ないことから、調理したての品質を保つことができるという利点があります。

しかし、その反面、チルド食品は他の加工食品に比べて賞味期限が短く、値引き販売に繋がったり、廃棄ロスに繋がったりしています。

そこで私は、「高品質を保ちつつ、賞味期限を延長できないだろうか?」と思うようになり、まずは、私の勤務先並びにグループ会社が扱っているズワイガニむき身の賞味期限延長を目標として、この研究をスタートさせました。

包材はガスバリアパウチを使用し、容器内を脱酸素するためにガス置換を行い、品質変化が少なくなるよう最小限の低温殺菌処理をする、という条件で試作を繰り返し、保存中においては、官能評価はもちろん、色調の評価、香気成分の評価、微生物学的評価も行って、総合的な品質変化を確認しました。

その結果、導き出された包装条件・製造条件を採用することによって、従来の2週間の賞味期限を3ヶ月以上にまで延長することができました。

この技術を適用できれば、高品質な商品を長期間に亘って販売することが可能となり、ひいては廃棄ロスの軽減に繋がると強く感じております。

そして今後は、ズワイガニ以外の色々な食材に適用できるよう、研究を続けていきたいと考えております。

最後に、この研究を進めるにあたって熱心にご指導いただきました、東洋食品工業短期大学の田口先生、松永先生、末兼先生、また、缶詰時報に論文を掲載するためにご支援いただきました日本缶詰びん詰レトルト食品協会の皆様、大変お世話になりました。この場をお借りして、厚く感謝申し上げます。
  • オープンキャンパス
  • お問い合わせ・資料請求